Press Release Jun 17, 2020


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6日間で2万5200人以上の観客数 // 初のニッポン・オンライン賞受賞者発表

今年は初のオンライン開催となった第20回映画祭ニッポン・コネクションは、2020年6月9日から14日までの期間を経て、成功裏に終わりました。6日間で過去最多の2万5200人以上の観客を動員し、世界最大の日本映画専門映画祭が幕を閉じました。ネット配信で視聴可能となった映画祭上映作品やカルチャー・プログラムが、約40ヵ国からのアクセスを達しました。

70本以上の長短編日本映画が動画配信プラットフォームVimeoを通して、今年は世界中の観客に配信されました。多数のドイツ、ヨーロッパ、日本国外プレミア上映を含む作品が、ビデオ・オン・デマンドにて1万5200回を超える視聴となりました。コンサート、パフォーマンス、ワークショップ、講演など、毎日オンラインで行われたニッポン・コネクテッド部門では、1万人以上の観客がライブ配信にアクセスしました。同部門では、バンクーバー、パリ、ロンドン、ベルリン、そして東京、京都、沖縄と、世界中のアーティストや映画人がネットを通してつながることになりました。ライブイベントの映像やインタビュー、ビデオ・メッセージ等は、映画祭のYouTubeチャンネルで視聴可能となっています。

第1回ニッポン・オンライン賞はドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』の土屋トカチ監督に授与されました。ノミネート対象作品はニッポン・ヴィジョンズ、ニッポン・ドックス両部門での全長編作品で、授賞は観客のオンライン投票で決定しました。今回の受賞作品は、ある引越会社の社員が理不尽な労働環境に立ち向かおうとする姿を描きます。副賞として、日本映像翻訳アカデミー(JVTA)より次回作の字幕作成が贈られます。

ニッポン・コネクション・オンラインの運営チームは今年、新型コロナウイルス禍において、開催まで3ケ月を切る中、新たな挑戦として映画祭をオンラインで開催するに至りました。多数のパートナーやスポンサーの協力、観客の支援の下、映画祭のオンライン版を立ち上げることができ、大きな反響に感謝の意を表します。それでもなお運営チーム一同、来年はまた通常通り、映画館と会場で映画祭を開催できることを願っています。第21回ニッポン・コネクションは2021年6月1日から6日に開催され、皆様を日本文化の旅へとご招待します。

映画祭について

日本映画祭「ニッポン・コネクション」は約70人の主にボランティアチームから成る公益法人「ニッポン・コネクション」により運営されています。また、フランクフルト市長ペーター・フェルトマン氏、ヘッセン州化学芸術大臣アンゲラ・ドルン氏及び在フランクフルト日本国総領事館にご後援いただいております。

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